当社製家具の皮革は牛皮革に由来する天然素材です。皮がなめし工程を経て適切な 使用 特性を得るためにさらに加工されると、皮革と呼ばれるようになります。皮の特徴の1つは、自然や植生、動物が受けた世話によって得られるものです。牛は屋外でほとんどの時間を過ごします。したがって、虫刺されの跡、裂け目、傷跡、しわ、皮膚線条などの外部からの影響を受けることになります。
特性:
知っておくべき皮革の特性がいくつかあります:皮革は天然産物で、家具製作に使用される美しくて弾力のある素材です。革皮はその構造、見た目、ニュアンス、サイズの点でそれぞれが唯一のものです。エコーネスではお客様の家具を製作する場合、複数の革皮を使用することがあります。これは、皮革の遊 色 効果や自然の傷跡とともに、個々の家具をユニークなものにします。時間が経つと皮革は熟成しつやが出ます。以下の点について認識することが重要です。皮革を使用した家具は摩損耐性がありますが、時間が経つにつれ見た目が変化します。
些少な色の差:
以下の点はエコーネスが使用するすべてのタイプの皮革にあてはまります:皮は染料を別々に吸収します。そのため、皮革の色に微妙な差がある場合があります。これらは、一般的な差異と異なる繊維構造によるもので、革皮の着色やなめし工程で革皮がどのように染料を吸収するかに影響します。
トップカラーとフラッシュサイドカラー:
エコーネスの皮革は全て深染めですが、皮の下地の色(家具の椅子張り側に面したサイドカラー)とグレイン側(外側)の色、すなわち外層の色に差があることがあります。これは正常です。異なるトップカラーの革に同じ下地の色を使用することは可能です。染料および染色方法は、皮革の色や 品質により変わることがあります。そのため、この皮革の品質の下地の色と最上層 (摩耗層と完成品の最終的な色をつくる)の色が異なることがあります。
ツートンカラー効果:皮革用染料にはツートンカラーの効果(シャドー/アンティーク効果)がある場合があります。ツートンカラーの効果で染色された皮革は、1色だけの皮革よりも早く性質が変化し、不均一に摩耗する可能性があります。これは特に、アームレスト、シートクッションおよびネックサポートといったより強い摩耗にさらされる家具の部分にあてはまります。
最上層の耐性:
最上層は皮革を保護し掃除を簡単にしますが、汚れや摩耗には弱いです。最上層/トップカラーが損傷すると、皮革の劣化が早まります。こぼれたものの浸透/損傷/かすり傷は通常、修理が不可能で、トップカラーの性質変化やひび割れ、剥離の原因となることがあります。
汚れ:
デニムやダンガリージーンズのような厚手の布地は、皮革と強く摩擦すると、皮革に色移りすることがあります。この場合、皮革のトップカラーを損傷することなく移った色を除去するのは困難です。特に、淡い色の皮革はこのような色汚れに強くありません。
エコーネス で販売されている家具に使用されるすべての皮革には耐光性がありますが、使用および多量に光を浴びることで変色することがあります。そのため、家具を直射日光やヒーターやその他の熱源に直にはさらさないでください。皮革は人の肌(特に首と手)との直接接触による油に強くありません。
重要事項:
重要:皮革の耐用年数は比較的長いものの、誤った取り扱いにより簡単に破損することがあります。
自然の傷跡:これらは、革の特徴を与えながら家具に個性を与えるという点で重要となることがあります。ただし、見た目を損なうことがあるため、家具の見えない部分に使用されるか全く使用されません。エコーネスには皮革の選択と使用に関する一定の厳格な規則があります。家具に見られる自然の傷跡の種類とその場所についてはこちらをご覧ください。
タイプ 1:
摩耗の可能性のある表面や家具の目立つ部分に使用
1.1 治癒した傷跡。
1.2 脂肪のひだや首のしわ。
1.3 血管。
1.4 均一でないグレイン。
1.5 皮革の種類による色の違い。
1.6 虫刺されの跡。
タイプ 2:
家具のやや見えにくい部分に使用
2.1 塩斑。
2.2 治癒した傷跡/虫刺されの跡/擦り傷の塊。
2.3 いぼ。
タイプ 3:
家具の見えない部分またはやや見えにくい部分に使用
3.1 肥料の汚れ。
3.2 くしの跡。
3.3 なめしや製造中の機械的処理によって生じる跡。